Jessica Weiss
Journellesの創業者/編集長
2016/03/09
ベルリン
ジェシカ・ウェイスは、ドイツのブログ界で活躍する女性です。2007年に当時は新しいファッションブログを立ち上げて以来、瞬く間にドイツの人気ブロガーになりました。そして、2012年には独自のプラットフォーム、ブログマガジン「Journelles」を作り上げました。ジェシカはドイツ公共放送ARDの「Einplus」の番組「It's Fashion」の司会者としても活躍しています。28歳の彼女のオフィスはプレンツラウアーベルクのグレーフスワルデン通りに位置し、トール通りの騒がしさから離れた場所にあります。ジェシカの流行り廃りのあるトレンドを追いかけないスタイルは、たくさんの人に支持されています。
「Journelles」のオフィスはプレンツラウアーベルクの住宅地に位置し、ベルリンの中心地からは少し外れた場所にあります。なぜグレーフスワルデン通りにやってきたのですか?
2年前、主人と私はトール通りのアパートから引っ越してきました。当時ベルリンの不動産市場はすでに高騰していたので、私たちは不動産を探すのをあきらめていました。そして、その時心の中でダンツィガー通りを北の境界線としていたのですが、今私たちは、その境界線から50mのところに住んでいるんですよ(笑)。
以前、私はこの地区のことを全く知りませんでした。その後私たちは、アパートやBötzowkiez地区を見て、私はすぐに心惹かれました。ここは以前住んでいたトール通りよりずっと快適に感じます。親近感があり、ストレスがたまりません。
“ファッションとインテリアは切り離すことはできません。私は数多くのものを比較します”
他に若いインテリアデザイナーにとって素晴らしいと思えるような場所はありますか?
ありますよ。リケ通りには「ting」のような小さなお店があります。店内では素敵なホームアクセサリーが売られています。そして、フーフェラント通りにはスカンジナビアのミニマルなインテリア小物を取り扱う「Kilda」があります。
別の町に住んでいるところを想像できますか?
(きっぱり)いいえ。(笑)
“USMハラーは、ジェシカのデコレーションを楽しむ空間として使用しています。花、書籍、アクセサリーは毎週変えています。”
ここで初めて自分自身の家を持ちましたね。Journellesのオフィスはいつ開設されたのですか?
オフィスはオープンしてまだ6か月です。マンションの一室が空いているのに気付いて、友達が引っ越してくるかもしれないなと思っていました。でも、その時にひらめいたのです。この一室はオフィスとして理想的な場所だということに!
私はアレクサと話をしました。(アレクサ・フォン・ハイデンはジャーナリストでありながらジュエリーデザイナーとしても活躍する友人。ジェシカ・ウェイスとはベルリンのシェアオフィスを共有しています。)そして1か月後、私たちはスペースをシェアすることになったのです。
オフィスの家具を選んだのはどちら?
アレクサが持ってきた家具をすべて私が確認して揃えました。オフィスをどのようにアレンジしたいかは、私の頭の中ですでにしっかりと決まっていたのです。それから私はインテリアコーディネーターに少しだけ相談し、オフィスのすべての家具を選びました。
インテリアについてはどのような条件、どのような方法で選ばれましたか?
インテリアについては、私のブログ「Journelles」でも「Living」カテゴリーで取り上げています。自分のホームストーリーも作りました。私は好きなものがはっきりしており、ポートフォリオの中にあるお気に入りのブランドについてもよく知っています。スタイルをまとめるために、多くの「ムードボード」を活用しました。
例えば私は「Hay」が好きですが、「muuto」だって素晴らしいと思います。Ikeaの書斎机や衣装ラックも持っています。しかし最終的に収納空間に困りました。ここにはたくさんのサンプルがあり、たくさん発送もするし、少なくとも収納スペースは必ず確保しなくてはなりません。USMのキャビネットは、収納において特に重要なアイテムで、私に使い方の選択肢を与えてくれます。
“私自身、ブログ「Journelles」で、インテリアを取り上げています。ですから私は、自分自身のオフィスについて明確なビジョンを持っています”
USMの収納家具はどうして選ばれたのですか?
オフィスには多くの女性らしいアイテムがあるんです。これらは特別なものです。さらに、私はどうしても白いもの選びがちなので、ブラックを加えたかったんです。でもIkeaの家具ではそれがなかなかできない。USMハラーは「クラシック」な雰囲気を持たせつつ、それが可能でした。
お好みの形のユニットをつくるのは、簡単なことでしたか?
いいえ。私は長い間、どのようにデザインすべきかを考えました。USMハラーには多くの可能性とバリエーションがあり、慎重に検討しなければならない設備投資の一つだったので。
最終的にはオフィスの雰囲気が私の意思決定を後押ししてくれました。きっとこの家具たちとはながい付き合いになるのでしょう。
“私のスタイルは、洋服でも家具でも、自分で試してみたいものを表現しているのです。変化しないものは、好きになれません。”
USMの収納はどうやって使いますか?中には何を入れますか?
オフィスのもの、ファイル、資料、撮影アイテムなどです。下に収納している大きな箱は、化粧品、数え切れないほどのマニキュアや他の物でいっぱいになっているけど、ほとんど日の目を見ることはありません。(笑)
私がすばらしいと思ったのは、ユニットの一部は収納スペースとして、もう一部は素敵なデコレーションスペースとして使えるところです。デコレーションスペースにはフォトフレーム、本、花をアレンジし、毎週変えています。
あなたは、トップスタイリストとして知られています。オフィスでは、どの部分に「ジェシカスタイル」が表れていますか?
ファッションとインテリアは切り離すことができません。私は数多くのものを比較します。私のスタイルは、洋服でも家具でも、自分で試してみたいものを表現しているのです。変化しないものは、好きになれません。部屋の壁にかかっている絵やコートラックがその例です。これは毎日変えています。このオフィスを彩っている色は、まさに私の好みであって、服装も同じです。
「Journelles」は今後どのように進めていくお考えですか?
今のところ5つの計画があります。TV番組についての話が進んでいますが、Youtubeでの可能性についても同時に模索しています。でも今のところはまだ決定していません。いずれにせよ、継続的に「Journelle」のコンテンツ作りには集中していきます。購読者層は、私のスタイルを支持してくれる人たちです。
ジェシカ・ウェイスに貴重な時間をいただけたこと、素晴らしいオフィスで過ごせたことに感謝いたします。
このストーリーは国際的なインタビュー雑誌Freunde von Freunden.によって制作されたものです。 USM についてさらに知りたい方はこちら